こどもの丘保育園
■2015年竣工
こどもの丘保育園
建物概要
設計概要
この施設は自然に恵まれた斜面地に建つ、最大定員72人(3・4・5歳児)の保育園です。
大きな2つの教育理念である【モンテッソーリ教育】と【食育】を実践する場として、 基本構想から竣工までの約2年半の期間、園の関係者様と試行錯誤を繰り返しながら進めたプロジェクトです。
教育理念であるモンテッソーリ教育は異年齢混合クラス編成で運営され、教育環境として欠かせない 「整えられた環境の中で、自由を保障された子どもの自立と自律」というソフト的な要件と、「教育施設」 というハード的な条件を実現するために、安全で、明るく、落ち着いた雰囲気の施設という3つのテーマを 念頭に設計を進めました。
異年齢混合クラス編成であることから、身体能力に差がある園児がどの部屋でも安全に過ごせる様に ユニーバーサルデザインを意識した詳細設計を心がけ、転倒や衝突時の安全性を高めるために、 床材は一般的な仕上げ材よりクッション性のある厚み6mmの材料を採用し、腰壁材は衝突時に衝撃を吸収 できる板状の下地材としています。また、園児が操作する扉は軽量な木製の商品を採用しました。
建物の南側には奥行き約3mの空堀を設け、そこに面して大きな窓をもつ保育室を配置し、中廊下の天井 にトップライトを設置することで、明るい雰囲気の施設とすることができました。
内装は、園児の集中力を阻害する要素になり得る物を少なくするため、床と腰壁は木目調、壁と天井は白 を基調とした落ち着いた配色として計画しました。
もう一つの教育理念である食育を実践する「しかけ」として、エントランス近くに「レストラン」をつくり、 ガラス越しに食材の展示や調理の様子が見られるオープンキッチンを計画しました。
外構には、来園者の利便性と保育園らしさを演出するために、園庭外周に多くの駐車スペースを確保し、 丘を駆け上がる風を利用した鯉のぼりが泳ぐポールや、斜面を利用した遊具を設置しています。
大きな2つの教育理念である【モンテッソーリ教育】と【食育】を実践する場として、 基本構想から竣工までの約2年半の期間、園の関係者様と試行錯誤を繰り返しながら進めたプロジェクトです。
教育理念であるモンテッソーリ教育は異年齢混合クラス編成で運営され、教育環境として欠かせない 「整えられた環境の中で、自由を保障された子どもの自立と自律」というソフト的な要件と、「教育施設」 というハード的な条件を実現するために、安全で、明るく、落ち着いた雰囲気の施設という3つのテーマを 念頭に設計を進めました。
異年齢混合クラス編成であることから、身体能力に差がある園児がどの部屋でも安全に過ごせる様に ユニーバーサルデザインを意識した詳細設計を心がけ、転倒や衝突時の安全性を高めるために、 床材は一般的な仕上げ材よりクッション性のある厚み6mmの材料を採用し、腰壁材は衝突時に衝撃を吸収 できる板状の下地材としています。また、園児が操作する扉は軽量な木製の商品を採用しました。
建物の南側には奥行き約3mの空堀を設け、そこに面して大きな窓をもつ保育室を配置し、中廊下の天井 にトップライトを設置することで、明るい雰囲気の施設とすることができました。
内装は、園児の集中力を阻害する要素になり得る物を少なくするため、床と腰壁は木目調、壁と天井は白 を基調とした落ち着いた配色として計画しました。
もう一つの教育理念である食育を実践する「しかけ」として、エントランス近くに「レストラン」をつくり、 ガラス越しに食材の展示や調理の様子が見られるオープンキッチンを計画しました。
外構には、来園者の利便性と保育園らしさを演出するために、園庭外周に多くの駐車スペースを確保し、 丘を駆け上がる風を利用した鯉のぼりが泳ぐポールや、斜面を利用した遊具を設置しています。